【2025年版】賃貸住宅の内見で確認しておくべき5つのチェックポイント
賃貸住宅の内見で失敗しないために押さえておくべき5つのチェックポイントを整理した記事です。内見時の見落としがちなポイントや+αの視点も解説し、安心してお部屋選びができる内容になっています。
特に以下の点に重点を置き、「賃貸住宅の内見で確認すべき5つのポイント」を整理しています。
- 広さと動線:家具や家電を置いた際の生活動線まで具体的にイメージする
- 設備と機能:老朽化や清潔さ、収納スペース、水回りの配置などを確認する
- 採光と換気:日当たりや風通しを確認し、部屋の快適性をチェックする
- 環境と騒音:共用部や周辺環境、騒音の有無を内見時に確認する
- 建物の状態:目に見えない劣化(カビ、床のきしみなど)がないかをチェックする
さらに、玄関の使いやすさ、コンセントの位置や数、携帯電話やネット回線の状況といった見落としがちな「+α」のチェックポイントも解説しています。
この記事を読むことで、内見時に確認すべき5つの基本ポイントと重要な補足項目を把握でき、安心してお部屋選びを進められるようになります。
はじめに
理想のお部屋を見つけて内見を検討しているものの、お部屋の雰囲気と広さ以外は「何を見ておけばいいのだろう」と思われたことはありませんか
多くの方は雰囲気がいい、間取りがいいなど、重視しているポイントに集中してしまいがちです。もちろんそれらは非常に重要ですが、その場では気にならなかった別の部分が、実際に暮らし始めてから不便やストレスにつながるケースも少なくありません。
この記事では、内見時に必ず押さえておきたい5つの重要ポイントを分かりやすく解説します。この記事を読めば、安心感を持って内見に臨み、失敗のないお部屋選びができるはずです。
私自身も、過去に「ここを見ておけばよかった」という経験を重ねてきました。そういった経験をもとに一人の借主としてのリアルな視点から、皆様の新生活を成功に導くためのチェックポイントをお伝えします。
失敗しない部屋選びのために!内見で確認すべき5つのチェックポイント
チェックポイント①【広さと動線】家具の配置まで具体的にイメージしよう

物件資料に記載された情報だけでは、実際の広さや使い勝手はわかりません。内見では家具家電を置いたときの生活動線を具体的にイメージしながら見ましょう。
特に引っ越し先で使用する予定の大型の家具家電(冷蔵庫・洗濯機・ソファー・ベッド等)のサイズを控えておき、内見時に実際の設置スペースをメジャーで測り、設置可能かを確認することが大切です。
内見の際は、以下の3点に注意して確認しましょう。
- 引っ越し先で使用する予定の家具家電が想定している場所に設置可能かどうか
- 冷蔵庫や洗濯機、扉付きの棚などの開閉する家具家電が扉や壁にぶつからないかどうか
- テーブルやソファなどを置いた際に、部屋の中の回遊動線が確保できているかどうか
チェックポイント②【設備と機能】使用感と機能性を重点的に確認

設備は、毎日の生活の快適さに直結する重要な要素です。単に見て回るだけでなく、将来的な不安要素がないか、対策も合わせて確認しておきましょう。
- 設備の老朽化と清潔さ:
設備が古すぎないか、清潔に保たれているかを確認しましょう。もし老朽化が進んでいる場合は、入居前に設備の交換や修理をオーナー側と交渉できる可能性があります。 - 収納スペース:
荷物や衣類に対して広さが十分かを確認しましょう。もし収納が不足している場合は、家具のレイアウトや収納家具の追加でカバーできるかシミュレーションすると良いでしょう。 - 水回りの配置と動線:
キッチン、浴室、サンルーム、トイレといった水回りなどの配置に不便さはないかを確認しましょう。特に洗濯機の位置からサンルームへの動線と洗濯物を干す場所の広さは、毎日の効率に大きく影響します。
チェックポイント③【採光と換気】日当たりと風通し

日当たりや風通しは、お部屋の快適さに直結します。
- 窓を開けて、空気の流れ(風通し)をチェックしましょう。
- お部屋の方角、周囲の建物との距離を確認し、日当たりがどうなるかを確認しましょう。
【東向きのお部屋】
午前中日当たりがよい方位。朝日で目覚めたい人は東向きがおすすめです。
【南向きのお部屋】
一日を通して長く採光がとれます。リビングにおすすめです。
【西向きのお部屋】
午後から夕方に日当たりがよい方位です。夏は西日が強いので注意が必要です。
【北向きのお部屋】
日差しが直接入らないため、夏は涼しく過ごせますが、冬は寒さを感じやすい傾向があります
チェックポイント④【環境と騒音】物件の外にも目を向けてみよう

お部屋のチェックに集中しがちですが、共用部の清潔さや周辺の環境も生活の質に大きく影響します。ポスト、アパート周辺が清潔か、周辺施設からの環境音はないかなども確認しましょう。
- エントランスや階段の踊り場、ゴミ捨て場の清潔さを確認しましょう。
- ゴミ捨て場は敷地内にあるか、ステーションまで持っていく必要があるか、その場合の距離も確認しましょう。捨てられるゴミの種類も確認できるとベストです。
- 周辺の環境音(車の音、電車の音、学校や工場からの音)も確認しましょう。
チェックポイント⑤【建物と状態】目に見えない劣化がないかチェック

壁や床、天井など、目に見える部分だけでなく、細かな部分までしっかりチェックしましょう。
- 壁や床にカビやシミ、剥がれはないか?特に湿気がこもりやすい窓枠周りや水回り周辺を注意深く見てください。
- 床がギシギシと音を立てないか?
- 収納内部にカビ臭さがないか?
これらの劣化等がある場合、事前に修繕可能かどうかを担当者に確認してください。
オーナー側での修繕が難しい場合は、入居後にご自身で簡易的な対処ができるかどうかを検討し契約を進めるかどうかを慎重に判断しましょう。
見落としがちな「+α」のチェックポイント

玄関の使いやすさ:毎日使う場所だからこそ
玄関は家の顔であり、毎日使う場所です。広さだけでなく、靴箱の収納力や傘立てを置くスペースがあるかどうかも確認しましょう。また、玄関ドアを開けたときに、廊下のスペースが狭くて窮屈に感じないか、大きな荷物を運び入れるのに支障がないかも大切です。
コンセントの位置と数:家具家電の配置をシミュレーション
コンセントの位置や数は、意外と盲点になりがちで「家具を置いたら隠れてしまった」「延長コードだらけになった」という失敗例が多くあります。
特にテレビコンセントの位置とキッチン周りのコンセントの位置と数は重要です。また、寝室のコンセントの位置はベッドの配置にも関係するので忘れずに確認しておきましょう。
携帯電話の電波状況とインターネット回線工事
快適な生活を送るためにも、内見の際にスマホで電波状況をチェックしてみましょう。特に、お部屋の奥や、鉄筋コンクリート造の建物の場合は、窓から離れた場所でも問題なく通信できるか確認しておくと安心です。最近では、インターネット、Wi-Fi無料の物件が多いですが、ご自身で特定のインターネット回線工事を行いたい場合は、予め回線工事が可能かどうかを確認しておきましょう。
内見を終えたら最終チェック

疑問点はその場で解決!確認事項をまとめておこう
- 初期費用の概算金額は?
- 入居時期の調整は可能か?
- ペット飼育に関する具体的なルールは?
些細なことでも、疑問に感じたことは質問し、納得した上で次のステップに進んでください。また、後から思い出した場合でも、HLエステートの公式LINEアカウントにご質問いただければ、ご確認後すぐに回答させていただきます。
まとめ

賃貸の内見は、後悔しないお部屋選びのための大切なステップです。この記事でご紹介した5つの基本チェックポイントと+αの視点を参考に、一つひとつ丁寧に確認することで、理想のお部屋を安心して見つけることができるはずです。
最後に、内見時に活用できるチェックリストをまとめました
ぜひ内見の際にご活用ください。
| 確認すべき具体的な内容 | 備考・対策 |
| 冷蔵庫・洗濯機置き場の正確な寸法は? | 事前に引っ越し先で使用する予定の家具家電の寸法を控えておきましょう。 |
| ドアの開閉時に家具にぶつからないか? | 扉の開閉スペースを意識しましょう。 |
| テーブルやソファ配置後の回遊導線は確保できているか? | 部屋の中を実際に歩いてシミュレーションしましょう。 |
| 設備の古さや清掃状況はどうか? | 老朽化が激しい場合は、事前に交換、修理していただけるかを確認しましょう。 |
| 自分の荷物に対し収納スペースは十分か? | 不足時は、収納家具でカバーできるかを検討しましょう。 |
| キッチン、浴室、トイレ、サンルームの配置に不便さはないか? | 住み心地と家事効率などに影響します。 |
| 窓を開けた時の空気の流れは良いか? | 窓の外の状況も確認しましょう。 |
| 周囲の建物と方角から、朝・昼・夕方の日当たりはどうなるか? | ご自身の生活パターンを考慮し、確認しましょう。 |
| 窓を閉めた状態で、道路(車、電車など)からの騒音は気にならないか? | 物件の外に出て、周辺環境もチェックしましょう。 |
| 共用部(ポスト、エントランス、アパート周辺)やゴミ捨て場は清潔に保たれているか? | +αでゴミ捨て場への距離も確認しましょう。 |
| 壁や窓枠周りにカビ、シミ、剥がれはないか? | 湿気がこもりやすい場所を重点的にチェックしましょう。 |
| 歩いたときに床がギシギシと音を立てないか? | パッと見でわからない点も確認しましょう。 |
| 玄関ドアを開けたときに、荷物の持ち運びの邪魔にならないか? | 靴箱の収納力や傘立てのスペースも確認しましょう。 |
| コンセントの位置と数は、家具家電配置に合っているか? | 特にテレビ周りやキッチン周りをシミュレーションしましょう。 |
| 部屋の奥で携帯電話の電波状況に問題はないか? | 鉄筋コンクリート造の場合は特に確認が必要です。 |
| 独自のネット回線工事を行いたい場合、工事が可能か? | 事前に担当者に確認しましょう。 |
さいごに、内灘以北の不動産仲介会社、HLエステートでは、お客様が気づかないような小さな疑問や不安も解消できるよう、全力でサポートしています。住まい探しに関して、疑問や不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。HLエステートが、最適な住まい選びを、安心と納得を添えてお手伝いいたします。